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日本で挿絵本といえば、まずイギリスの19世紀末から20世紀初頭にかけて作られた美しい本が思い浮かべられます。外国では『ブックス・ビューティフル』と呼ばれています。
これは真っ黒なカバーで装丁された『ファウスト』。ゲーテの有名な作品です。これを文字だけで読むとかなり大変ですが、挿絵本で読むと、ファウストの世界の中に、我々がダイレクトに入りこめる、そんな感じのする豪華本です。
ハリー・クラークというイギリスのアーティストが描いたもので、きれいな装丁になっています。
もう一つの伝統であるプライベートプレスは、本を本当に好きな人が自分だけの本を創るというものです。
これはその中の一つで、エリック・ギルが木版を使って、モダンなセンスで作り上げた美しい本です。文字ですけれどもまるで絵のように眺められる、このような書物が日本で一番良く知られているタイプのイギリスの挿絵本です。
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